千葉会にお邪魔してASLを対戦しました。
Cold Crocodiles [A25]
名シナリオ10選にも選ばれる、両軍にジレンマの用意された良いシナリオです。
対戦自体は、僕が守るドイツ軍を担当して負けました。
Cold Crocodiles [A25] 敗戦の迫る1945年、ドイツ西部の村を攻めるイギリス軍と、これを迎え撃つドイツ軍降下猟兵部隊のシナリオです。シナリオの題名通り、圧倒的な火力を誇るチャーチル・クロコダイル火炎放射戦車がイギリス軍に登場します。それだけでなく、歩兵支援戦車・対戦車戦車も各2両、盤外観測員による砲兵支援もあります。
守るドイツ軍も士気・火力ともに優れたエリート部隊。どんな戦車も一撃で破壊できる88ミリ対戦車砲2門もあります。若干貫通力の不足する2両の駆逐戦車も増援で登場します。
しばらく対戦していなかったせいか、この対戦の前に2回ほど負けています。感覚を取り戻そうと、昔Webサイトで見つけた基本戦術のテキストを読みながら会場へ向かいました。
青い駒がドイツ軍、肌色の駒がイギリス軍です。

↑ 初期配置の様子です。
初期配置は上の画像の通り。前衛は軽機関銃を持ち、後退しつつ守るつもりです。重い重機関銃は、もとより後方に配置。長い射程を活かして遠くから敵を撃ちます。4ターン目に右側から火炎放射戦車があらわれるので、それまでに右側の村の中央に主抵抗線を下げる予定でした。
第1ターン〜第3ターン イギリス軍は主に3本の攻撃軸で進入してきました。右翼は東側の運河沿いを、二つの地図盤の境目あたりに中央、左翼は地図盤24の端・一番西よりです。東側と中央の部隊が互いに支援しあい、西側の部隊は増援と支援しあえる体勢でした。
東側のクロムウェル歩兵支援戦車が停止したところについて、対戦相手より「隠匿配置した砲から絶対見えない場所」と教授を受けます。こちらの88ミリ対戦車砲はサイズが大きいので、建物内には置けないのです。
相手がこのシナリオを十分分析しかつ戦い慣れていることがわかり、気を引き締めました。
イギリス軍は慎重に前進します。このシナリオは建物の占領による勝利得点と、損害による勝利得点によって勝敗が決します。急ぎすぎて損害が多いと、英軍の勝利は難しくなります。十分な時間があるわけではないですが、こらえて着実に前進する敵に脅威を感じました。
歩兵の前進を煙幕で援護していた敵の軽迫撃砲が、次の役割に移ります。高いROFを活かして林を釣瓶撃ちにして、隠匿配置の対戦車砲や伏兵を暴こうというのです。隠れていた半個分隊に見事直撃し、吹き飛ばされました。
英軍左翼隊は盤の端を確保しながら進んできます。増援のクロコダイル火炎放射戦車の安全な進入のためでしょう。斥候の半個分隊に隠蔽状態の分隊で白兵戦を挑み、不意打ちをとって除去します。
敵のクロムウェルが良い位置で止まり、対戦車砲が隠れている林に対して主砲と機関銃を撃ってきました。射撃によって隠匿を暴こうというのです。姿をあらわして撃てば確実に撃破できますが、何もしないでいます。敵の増援が次にあるので、姿を暴露していない効果の方が高いと思ったのです。
ところが、ここに機関銃がラッキーヒット! 操作班は士気チェックに耐えたものの、砲がその位置を露呈してしまいました。次のターンには敵増援がやってくるタイミングです。
クロムウェル自身を対戦車砲の応射で撃破しますが、クロコダイルを待ち伏せしているのがばれてしまいました。盤外観測員に誘導された盤外砲撃がこの砲に命中しますが、操作班は士気チェックに耐えます。

↑ クロムウェルと対戦車砲の一騎打ち。砲に軍配が上がるものの、次のターンにワニが迫ります。
ここまでで一つ失敗。中央にいた指揮官のうち1人を右翼の村に撤収する予定が、敵の圧力に屈する形で中央に引いてしまいました。
第4ターン〜第6ターン ついにクロコダイルが登場します。2両が対戦車砲を挟み込むようにゆっくりと向かってきます。砲の後ろから近づいてきた1両に向けて、向きをかえて発砲。林で向きを変えるペナルティのためあたると思ってはいませんが、ROFの期待して撃ちました。これが見事にROFを残します。敵戦車が火炎放射器を使うため停止したら、この残ったROFでもう1度撃とうと思った矢先でした。相手は、機動状態のまま火炎放射機で撃ってきたのです。移動後の射撃で火力が下がらないこの火器でも、さすがに機動状態のままでは火力は1/4。けれど、止まったら命中即撃破の88ミリ砲に撃たれてしまうジレンマ。これを解決するための敵の苦肉の決断でしょう。9火力地形修整無しの射撃は見事に成功して、操作班を混乱させます。イギリス軍は賭けに勝ちました。
2両のクロコダイルに支援された歩兵は村を掃討します。火炎放射器は、停止状態であれば3ヘクス離れていても18火力を発揮します。パンツァーファウストは3ヘクスまで届くものの、最大射程ではあたりづらいのです。
ドイツ軍も負けじとそんな分の悪い命中判定を、後方噴射の損害覚悟で実施。なんとか火炎放射戦車の1両を撃破しました。
運河沿いにはチャレンジャーが並んでドイツ軍の駆逐戦車の到着を待ちかまえています。橋を抑えるよい位置でしたが、1両から3ヘクスのところにドイツ軍歩兵がいました。この分隊は混乱していたのですが、対戦車砲から戦車を守ろうと英軍が張った煙幕を利用して潰走。その後自己回復したものです。報復のパンツァーファウストを命中させ、1両を撃破します。もう1両は遠くから橋を抑えているため、増援のIV号駆逐戦車も橋を渡れません。

↑ 駆逐戦車を待ち構えて運河沿いに並ぶチャレンジャーですが……
第7ターン〜第9ターン ついにクライマックス。橋のたもとの建物を固守する独軍重機関銃座に盤外砲撃が命中するもこれに耐えます。イギリス軍は村を確保した歩兵をここに集めてきます。
ドイツ軍も対応して、2両の駆逐戦車がチャレンジャーに対して両サイドから同時に挑みます。1両目がハッチを開けて移動フェイズ中の射撃(命中判定5以下)を狙ったところ、6ゾロで主砲が故障。残った移動ポイントでエンジンを始動して逃げる体勢に変換しました。
イギリス軍は盤外砲撃を榴弾から煙幕弾に換えて機関銃座を無力化。歩兵がその間に距離を詰めて白兵戦を挑んでこれを除去します。その隙に奥の建物まで部隊が浸透して勝利得点を稼ぎました。
ドイツ軍は最後に、隠匿配置していた砲の操作班が建物2つを取り返しますが、勝利得点は逆転するにははるかに及ばず敗北しました。

↑ 最後は押し込まれてしまいました。
対戦を終えて 防御側は後退の計画を立てて守らなくてはいけません。ASLの攻撃側は、攻撃側であるに足る優勢を持っているからです。ただ、順次引いていく作業になれてしまうと圧しきられて負けてしまうなと思いました。どこかで士気と火力を信じて立ち止まり、相手のスケジュールを狂わせなくてはならないなと。
というわけで負けたけれども、楽しい対戦でした。このシナリオにはまたチャレンジしたいです。
・2008年のASL対戦成績:14戦7勝7敗0引き分け(この対戦の時点)・2007年のASL対戦成績:36戦20勝15敗1引き分け
- 2008/08/16(土) 19:08:20|
- ASL対戦記録
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| コメント:2
一枚目のところに、どこからどのくらいの攻勢がかかるのか、赤丸程度でいいから補足がほしいにゃー。
クロコダイルは前に何度か言ってたステキ車輌だよな。移動しながらでもそれだけの火力とは恐ろしい!
- 2008/08/18(月) 00:04:00 |
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次からそうするね。
火炎放射器は火力が大きいだけじゃない。地形の防御効果を無効にできるんだ。圧倒的でしょう?
- 2008/08/18(月) 23:09:49 |
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